コード生成オプション
このセクションでは、コード生成に関連するコンパイラー・オプションを説明します。
親トピック:
コンパイラー・オプションの詳細
arch
生成する命令セットを含む、ターゲット機能をコンパイラーに指示します。
ax、Qax
パフォーマンス上の利点がある場合、複数の機能固有の自動ディスパッチ・コードを生成するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fasynchronous-unwind-tables
命令範囲または呼び出し範囲で巻き戻し情報が正確かどうかを決定します。
fcf-protection、Qcf-protection
脆弱性を悪用する特定の攻撃からプログラムを保護するインテル® インテル コントロールフロー・エンフォースメント・テクノロジー (インテル® CET) を有効にします。このオプションは、インテル® CET を試験的にサポートします。
fexceptions
例外処理テーブルの生成を有効にします。この機能は ifort でのみ利用できます。
fomit-frame-pointer、Oy
EBP を最適化で汎用レジスターとして使用するかどうかを指定します。/Oy は古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。この機能は ifort でのみ利用できます。
guard
制御フローの保護メカニズムを有効にします。
hotpatch
ホットパッチを行うために、ルーチンを準備するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
m
生成する命令セット・アーキテクチャー (ISA) を含む、ターゲット機能をコンパイラーに指示します。
m32、m64、Qm32、Qm64
特定のアーキテクチャー向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。m32 (および /Qm32) は古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。32 ビットのオプションは ifort でのみ利用できます。
m80387
コンパイラーが x87 命令を使用可能かどうかを指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
march
特定の機能をサポートするプロセッサー専用のコードを生成するようにコンパイラーに指示します。
masm
選択した方言を使用して、アセンブラー出力ファイルを生成するようにコンパイラーに指示します。
mauto-arch、Qauto-arch
パフォーマンス上の利点がある場合、x86 アーキテクチャー・プロセッサー向けに複数の機能固有の自動ディスパッチ・コードを生成するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
mbranches-within-32B-boundaries、Qbranches-within-32B-boundaries
パフォーマンスを向上させるため、分岐と融合分岐を 32 バイト境界でアライメントするようにコンパイラーに指示します。
mconditional-branch、Qconditional-branch
条件付き分岐のスペキュレーション・ミスによりセキュリティーで保護されたデータが漏洩する可能性のある、投機的実行のサイドチャネル攻撃に対して脆弱なコードを特定および修正できます。この機能は ifort でのみ利用できます。
minstruction、Qinstruction
特定のインテル® プロセッサー向けの MOVBE 命令を生成するかどうかを指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
momit-leaf-frame-pointer
フレームポインターを省略するか、リーフ関数で保持するかを指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
mstringop-inline-threshold、Qstringop-inline-threshold
関数で扱うバイト数がコンパイル時に分かっており、それが指定された値よりも大きい場合、memcpy や memset のようなバッファー操作関数の呼び出しをインライン展開しないようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
mstringop-strategy、Qstringop-strategy
memcpy、memset のようなバッファー操作関数を実装する際に、特定のアルゴリズムで使用される内部決定ヒューリスティックをオーバーライドします。この機能は ifort でのみ利用できます。
mtune、tune
特定のプロセッサー向けの最適化を実行しますが、(-march とは違い) 拡張命令セットは使用しません。
Qpatchable-addresses
静的に割り当てられたアドレスへの参照がパッチできるようにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
x、Qx
生成する命令セットと最適化を含む、ターゲット・プロセッサー機能をコンパイラーに指示します。
xHost、QxHost
コンパイルを行うホスト・プロセッサーで利用可能な最上位の命令セット向けのコードを生成するようにコンパイラーに指示します。