simd、Qsimd

コンパイラーによる SIMD ディレクティブの解釈を有効/無効にします。この機能は ifort でのみ利用できます。

構文

Linux*:

-simd

-no-simd

macOS*:

-simd

-no-simd

Windows*:

/Qsimd

/Qsimd-

引数

なし

デフォルト

-simd
または /Qsimd

SIMD ディレクティブが有効になります。

説明

このオプションは、コンパイラーによる SIMD ディレクティブの解釈を有効/無効にします。

SIMD ディレクティブの解釈を無効にするには、-no-simd (Linux* および macOS*) または /Qsimd- (Windows*) を指定します。-no-simd (または /Qsimd-) が指定されても、コンパイラーは独自のヒューリスティックに基づいてループをベクトル化し、SIMD 命令を生成する可能性があります。

コンパイラーによるベクトル化をすべて無効にするには、"-no-vec -no-simd" (Linux* および macOS*) または "/Qvec- /Qsimd-" (Windows*) コンパイラー・オプションを指定します。-no-vec (および /Qvec-) オプションは、配列表記文のベクトル化を含む、すべての自動ベクトル化を無効にします。-no-simd (および /Qsimd-) オプションは、SIMD ディレクティブを含むループのベクトル化を無効にします。

-mia32 オプション (Linux*) または /arch:IA32 (Windows*) オプションを指定すると、SIMD ディレクティブはデフォルトで無効になり、ベクトル命令は使用できません。したがって、[Q]simd オプションを指定して SIMD ディレクティブを明示的に有効にすることはできません。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報