fsycl-link-targets

デバイスコードのみをリンクするようにコンパイラーに指示します。これは古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される可能性があります。これは DPC++ 固有のコンテンツです。

構文

Linux*:

-fsycl-link-targets=T1,...,Tn

Windows*:

-fsycl-link-targets=T1,...,Tn

引数

T

デバイスコードのターゲットトリプル。複数の T を指定できます。

デフォルト

オフ

リンクは実行されません。

説明

このオプションは、デバイスコードのみをリンクするようにコンパイラーに指示します。リンクステップで使用されます。

指定されたターゲットトリプルのデバイスコードをリンクし、複数のリンクされたデバイス・コード・イメージを出力するようにコンパイラーに指示します。FAT バイナリーは生成しません。

このオプションを使用するには、fsycl オプションも指定する必要があります。

このオプションは、Ahead-Of-Time (AOT) コンパイルを理解した上で使用すべきです。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

以下に、このオプションの使用例を示します。

dpcpp -fsycl-targets=spir64 -c a.cpp -o a.o
dpcpp -fsycl-targets=spir64 -c b.cpp -o b.o
dpcpp -fsycl-link-targets=spir64 a.o b.o -o linked.spv
aoc linked.spv -o linked.aocx
dpcpp -fsycl-add-targets=fpga:linked.aocx a.o b.o -o final.out -lOpenCL -lsycl

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