コマンドラインからのプロジェクトの変換

コマンドライン・インターフェイス ICProjConvert20211.exe を使用して、インテル® C++ プロジェクトを Microsoft* Visual C++* プロジェクトに、またはその逆に変換できます。構文は、次のとおりです。

ICProjConvert<version>.exe <sln_file | prj_files> </VC[:"VCtoolset name"] | /IC[:"ICtoolset name"]> [/q] [/nologo] [/msvc] [/s] [/f]

説明:

引数

説明

version

ICProjConvert のバージョン番号。値は、191 または 192 です。

sln_file

指定したプロジェクト・システムに変換するソリューション・ファイルのパスです。

prj_files

指定したプロジェクト・システムに変換するプロジェクト・ファイルのスペース区切りのリスト (またはワイルドカード) です。

/VC

Microsoft* Visual C++* プロジェクト・システムに変換します。

VCtoolset name

設定可能な値は、v141 (Microsoft* Visual Studio* 2017)、v142 (Microsoft* Visual Studio* 2019)、または v143 (Microsoft* Visual Studio* 2022) です。

Microsoft* Visual Studio* 2017 のサポートはインテル® oneAPI 2022.1 で非推奨になりました。将来のリリースで削除される予定です。

/IC

インテル® C++ プロジェクト・システムに変換します。

ICtoolset name

例えば、Intel C++ Compiler 2021.1

統合するバージョンにより、サポートされる名前の値は異なります。

/q

クワイエット・モードを開始します。すべての情報を表示しません (エラーを除く)。

/nologo

バージョン情報を非表示にします。

/msvc

Microsoft* Visual C++* コンパイラーを使用するように設定します。

/s

すべてのサブディレクトリーからプロジェクト・ファイルを検索します。

/f

サポートされていない種類やプロパティーが含まれていてもプロジェクトを強制的に更新します。

/? または /h

ヘルプを表示します。

ICProjConvert<version>.exe *.icproj /s /VC コマンドを使用して、現在のディレクトリーとそのサブディレクトリーにあるすべてのインテル® C++ プロジェクト・ファイルで Microsoft* Visual C++* を使用するように変換します。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーをアンインストールしても、ICProjConvert<version>.exe を使用してインテル® C++ プロジェクトを Microsoft* Visual C++* プロジェクトに戻せるように、このファイルは Program Files (x86)\Common Files\Intel\shared files\ia32\Bin フォルダーに残されます。