fsycl-max-parallel-link-jobs

DPC++ アプリケーションのリンクに必要なアクションを実行するため、指定された数までのプロセスを同時に生成できることをコンパイラに伝えます。これは試験的な機能です。これは DPC++ 固有のコンテンツです。

構文

Linux*:

-fsycl-max-parallel-link-jobs=n

Windows*:

-fsycl-max-parallel-link-jobs=n

引数

n

スポーンするプロセス数です。

デフォルト

-fsycl-max-parallel-link-jobs=1

DPC++ アプリケーションのリンクに必要な処理を実行するため、1 つのプロセスが同時にスポーンされます。

説明

このオプションは、DPC++ アプリケーションのリンクに必要なアクションを実行するため、指定された数までのプロセスを同時に生成できることをコンパイラに伝えます。これは試験的な機能です。

このオプションを有効にするには、-fsycl オプションも指定する必要があります。

大きなプロセス数を指定すると、RAM を過剰に消費してパフォーマンスが低下したり、コンパイル時にクラッシュする可能性があります。

このオプションは、c または E コンパイラー・オプションを指定すると効果がありません。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

次の例は、Linux* でこのオプションを使用する方法を示します。

dpcpp -fsycl-max-parallel-link-jobs=4 a.cpp b.cpp c.cpp d.cpp -o a.out
dpcpp -fsycl-max-parallel-link-jobs=8 a.o b.o c.o d.so e.a -o b.out

関連情報