fsycl-targets

指定したデバイスターゲット向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。これは DPC++ 固有のコンテンツです。

構文

Linux*:

-fsycl-targets=T1,...,Tn

Windows*:

-fsycl-targets=T1,...,Tn

引数

T

ターゲット・トリプル・デバイス名。複数の T を指定する場合は、カンマで区切る必要があります。次のトリプレットをサポートしています。

spir64

SPIR*64 ベースのデバイスにはデフォルトのヒューリスティックを使用するようにコンパイラーに指示します。これはデフォルトです。この値は、spir64-unknown-unknown と指定することもできます。

spir64_x86_64

インテル® CPU 向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。この値は、spir64_x86_64-unknown-unknown と指定することもできます。

x86_64

x86_64 CPU 向けのコードを事前に生成するようにコンパイラーに指示します。デバッグの容易性が高まります。この値は、x86_64-unknown-unknown と指定することもできます。

spir64_fpga

インテル® FPGA 向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。この値は、spir64_fpga-unknown-unknown と指定することもできます。

spir64_gen

インテル® プロセッサー・グラフィックス向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。この値は、spir64_gen-unknown-unknown と指定することもできます。

デフォルト

spir64

コンパイラーは、SPIR*64 ベースのデバイスにデフォルトのヒューリスティックを使用します。

説明

このオプションは、指定したデバイスターゲット向けにコードを生成するようにコンパイラーに指示します。

spir64-unknown-unknown-sycldevice など、-sycldevice を含む長い値はまだサポートされていますが、非推奨です。

IDE オプション

Visual Studio*: [DPC++] > [General] > [Specify SYCL offloading targets for AOT compilation]

Eclipse*: [Intel® oneAPI DPC++ Compiler] > [General] > [Specify SYCL offloading targets for AOT compilation]

代替オプション

なし