qipp、Qipp

一部またはすべてのインテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) ライブラリーにリンクして、インテル® IPP のヘッダーをインクルードするようにコンパイラーに指示します。

構文

Linux*:

-qipp[=lib]

Windows*:

/Qipp[:lib]

引数

lib

コンパイラーがリンクするインテル® IPP ライブラリーを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

common

メイン・ライブラリーのセットを使用してリンクします。これは、lib を指定しない場合のデフォルトです。

crypto

インテル® IPP Cryptography ライブラリーを使用してリンクします。

nonpic (Linux* のみ)

位置に依存しないコードを持たないライブラリーのバージョンを使用してリンクします。

nonpic_crypto (Linux* のみ)

インテル® IPP Cryptography ライブラリーを使用してリンクします。このライブラリーは、位置に依存しないコードを持つライブラリーのバージョンを使用します。

デフォルト

オフ

コンパイラーは、インテル® IPP ライブラリーにリンクしません。

説明

一部またはすべてのインテル® IPP ライブラリーにリンクして、インテル® IPP のヘッダーをインクルードするようにコンパイラーに指示します。

[Q]ipp-link オプションは、インテル® IPP ランタイム・ライブラリー (スタティック、ダイナミック・マルチスレッド、またはスタティック・マルチスレッド) へのリンクを制御します。

Windows* では、このオプションはコンパイル済みコードにディレクティブを追加し、リンカーはドライバーからの入力なしにそれを読み取ります。個別にリンクコマンドを指定する必要はありません

Linux* では、ドライバーがリンクコマンドに明示的にライブラリー名を追加する必要があります。依存ライブラリーを取り込むため、リンクを実行する際に qipp オプションを使用する必要があります。

IDE オプション

Visual Studio*: なし

Eclipse*: [Performance Library Build Components] > [Use Intel® Integrated Performance Primitives Libraries]

代替オプション

Linux*: -qipp (非推奨の古いオプション)

製品および性能に関する情報

性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。

注意事項の改訂 #20201201

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